ZINE ＂Lmrnuc 03＂

ZINEシリーズ 3作目となる「Lmrnuc 03」

本作は、小さな刺繍やアトリエで刷った写真が全冊に入った、手仕上げの作品です。

今に至る過程で交差した、あらゆる "生" を祝福するために制作しています。

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移住して、私は随分うれしい人間になりました。

その感情でいる時間が明らかに長く、深くなっているのを感じます。

愛する人たちとの時間や、ひとりの時間に集中できるようになり、自分という生きものについて真剣に考えるようになったからかもしれません。

あるいは、大好きな刺繍に没頭できているから、ということもあるでしょう。

とにかく、私は今、生きていることがたのしくなり、とてもうれしく生きています。


ここでは多くの人が自然と、愛について話します。

私も毎日それについて考えます。

私にとって刺繍や写真はその一部です。



このZINEシリーズは、生活の中で大切に作り続けているもの。これが3作目となります。


今までは自然に集まった景色をまとめて綴じていましたが、今回はそこに意思を持って創るものを混ぜたいと思い、初めて実行に移しました。
京都在住のアーティスト・Luan Banzaiと、東京のフラワーショップ・STAY FLOWERと共に敢行した特別なフォトセッションがそれです。

その撮影は、花と人をただ見つめること、そしてその場で感じたことを素直に表現すること、そのふたつをルールとしました。

花をひとつの生きものとして捉え直し、そこで咲き乱れる彼らに囲まれ、自分もひとりの生きものとして、ただ共にいる。

裸になり、その肌を肌でなぞり、花に埋もれ、シャッターを切る。

その時々の感覚について語り合いながら、考え、感じ、その場で内に生まれたものを自由に持ち出し、撮りました。

私はその写真作品を通し、言葉を発さずとも自身を表現しきる丸裸の植物たちを前に、人間や愛する人を見つめ直しました。

ひとりの生命体として、そしてひとつのアートとして、まなざしを向け、その心地をおさめるようにこの50ページに表現しています。

生まれ持ったありのままの姿が美しい草花と、生まれたままの姿では外に出ることさえゆるされない私たち人間の共作とも言えるかもしれません。


そして同時に、本作は「自然の中の不自然」や「不自然の中の自然」を捉えようと試みたものでもあります。

それは、"そう感じるのは何故なのか" という自問をきっかけに、自分自身の内側に潜りたいと思うからです。

この作品を通して、読者の方にもそれを問いかけたいと思います。


今回は、感覚を形にするために、さまざまな素材を用いて自分で写真を刷り、それを多くのページに入れ込んでいます。

手仕上げのため個体差がありますが、それも含めてお楽しみいただきたいです。


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【ご注意事項】

・センシティブなヌード表現を含みます。

・一点ずつ手で仕上げる作品のため、個体差があります。

・送料はご注文ごとに発生いたします。お会計済の別々のご注文をこちらでおまとめして発送することや、送料の返金はできかねます。ご了承くださいませ。

・キャンセル、返品、交換はいたしかねます。